東京都北区王子の美容室、ルッカランス代表の坂東です。
今回は美容室を開業するにあたって、まずなにからするのかを僕なりの経験で書いていきたいと思います。現在、僕は東京に3店舗の美容室を経営しております。
開業に必要なこては簡単な言葉でいうと
○物件 ○借り入れ(融資) ○人(美容師)
○コンセプト ○美容設備 ○店舗内装
まずは物件です、どこで美容室をするのか?
今、雇用されている場所の近くなのか、大きなターミナルでするのか、色々な場所があると思います。当然綺麗な店舗ビル、築5年までくらいだと家賃も高めになってきます。
利便性がいい場所だと尚更、家賃も高くなります店舗ビルの1階なのか空中なのか?
個人的には今は○○○ペッパービューティーがあるので集客にはそんなに1階だからとか、2階だからとか、大きな差はでないと思っています
もちろん、1階のほうが高くつく家賃ですので、あえて2階~探すのも全然ありなのかな~と思います。
開業時にかかる費用のうち、物件取得費が大きなウェイトを閉めていきます。簡単に言うと敷金、礼金みたいなものです、家賃の3ヶ月分もあるし6ヶ月分もあります。ここは不動産に仲介して店舗ビルのオーナーさんに対して交渉してみましょう。
うまくいったら、数ヵ月分をダウンしてくれるかもしれません。
もうひとつ、交渉したいのが物件が決まって内装工事が始まるまでの空家賃を抑えるためにフリーレントの交渉も合わせて不動産の方に交渉してもらいましょう、内装工事は1ヶ月~2ヶ月くらいかかるので、そのときにまったく利益がない場合でも家賃が発生しないのはオープンして大変心強いものです
先程も書きましたが、物件と同時平行に進めたいのが融資、借り入れです
開業当初はほとんどの方が利用するのが日本政策金融公庫、国金です。メガバンクだったり地銀、信金ではなく、国の銀行から融資をする方がほとんどだと思います。
融資を受ける際に必要な書類があるのですが、そのひとつに事業計画書という書類があるのですが、当初ぼくはかなり難しく考えていっこうにペンが進まなかったんですが、シンプルに何が必要で、これだけ買ったらいくらかかる?
月の売上はだいたいこれくらいで、経費がこれだけでたら利益がこれくらい残るという計算をすれば、自ずとサラサラ書類が進みます。
でお店を作るのにこれだけかかるので、いくら融資してほしいと伝えるだけです、そのときにオープンしてすぐには利益化が難しいので運転資金として数ヵ月利益にならなくても事業が続けられるようにかならず、資金を10ヶ月分残せると潰れにくくなります。最初は融資の額=借金だと勘違いを受けるのですが、オープンした数ヵ月は一番苦労するので融資額は多めがいいです
ちなみに僕は自己資金、1千万、融資額1千万
合計2千万から1店舗を始めました、過去に戻れるなら融資額2千万受けていればよかったと後悔しております。ちなみに自己資金の3倍まで借り入れが書類や面談によっては可能だと聞きます
物件を決めるのは事業計画書にも記入が必要なので、だから物件と融資は同時平行で進めなくてはならないのです
美容室をオーナーするにあたって一人営業をはなから視野に入れているのであれば求人はさほど問題ないと思いますが、人を雇用する前提で書かせて頂きます。周知の通りどこの事業所も人手不足です。求人をしたからといっても募集がくる可能性もありません。やはり待遇をあげなければ求人活動も厳しいでしょう、待遇をあげるには、やはりお金がかかります。美容室はサービス業なので毎月の経費が半分は人件費にかかります
そういった事も踏まえてオープン当初は融資額が非常に大切になっていきます
コンセプトも非常に大切になります。
コンセプトが決まればお客様にどんなものを、どんな値段で、どのような体験をさせてあげるのか
これが決まれば美容設備、内装の雰囲気、○○○ペッパーの掲載時の写真や文面、コンセプトを売りにした集客と求人だいたいが迷いなく行えます
美容設備ですが大きく掛かるのはシャンプー台ではないでしょうか?いまはビューティーガレージで設備を揃えるとかなり安くオープンできます質もなかなかいいのでいまの時代はおすすめです
店舗内装ですが、美容師の方はこだわりが強い人が多いと思います、内装をこりすぎると当然、内装費も高くつきます。内装費が高くつくと投資回収が極めて困難になるケースがあるのでほどほどがいいと思います、僕は1坪、30万~40万くらいの質でも十分だと思っています
物件取得時に注意ですが、物件の排水状態、美容室で十分な電圧があるか、エアコンはあるのか
又はエアコンがあっても何年使っていたのかにもよると思います、最悪排水設備だけはきちんと揃っていないと、自前で工事を発注する余計な費用になってしまいます、エアコンも1台で40万~70万くらいと金額に大小ありますが、なん台も揃えると余計な費用になってしまいます
あとは物件が引き渡されたときにスケルトン渡し、コンクリートうちっぱなし時には費用が高くつくデメリットがあります、逆になにもない状態なので自由度がある内装レイアウトにしやすいメリットもあります
いずれにせよ、オーナーとなる方はオープン時にはものすごく忙しく、不安と高揚する気持ちになって安眠できない日もあると思いますが、どうか絶対に諦めずに頑張ってほしいと思います。
最後に僕のサロンの1店舗目の内装を
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参考になれば幸いです